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案内板には下記してありました。
太山寺磨崖不動明王 神戸市指定史跡 鎌倉時代後期 弘安年間(1278~1288)
兵庫県下最古の磨崖仏は、太山寺の東側を流れる伊川の上流約300mの左岸ある。対岸の旧道から見る花崗岩の岩壁は伊川に迫る。その高さ6m、幅4mほどの岩面がやや平坦になった部分に、上下236cm、左右135cmの舟形の彫りくぼみが作られ、その中に像高175cmの厚肉彫りの不動明王立像が立つ。
忿怒相の不動明王立像は迦楼羅炎光背を背負い、両目は見開き、牙は向かって左が上、右が下を向く。右手に宝剣、左手に羂索を持つ。頭上に花冠、左肩へ垂れる弁髪、胸前には条帛を複雑に組み合わせ、臂釧、腕釧などの腕飾りをつける。
全体的に丁寧な彫りで、眉根は渦を巻き、両目には眼点を入れ、剣や索を握る親指や手のひらの表現も素晴らしく、保存も良い。
平成6年(1994)12月、神戸市教育委員会で足場を構築して調査したところ、向かって右側の像容と火炎の間から「方口(弘)安」の年号を検出したが、それにつづく銘文は解読できなかった。
この像の数m下に水がよどむ渕がある。その昔、行場としていたために不動明王を刻んだものだろう。1999年3月神戸市
太山寺の近く、
記録した訳ではないが、
歩いて、たぶん10分はかからなかったと思う。
不動明王の磨崖仏がある。
黄色があでやかな柑橘果のなる畑脇を通り、
ゆるい坂道をのぼると、柵にあたる。
柵の横を抜け、わき水の流れる溝に沿って先に進むと、
左に案内板があり、右手の崖下に川がみえる。
写真ほど清流とはいいがたいが、
川の崖面に仏様が刻まれている。
厳密にいえば、仏は如来のことで、
如来、菩薩、明王、天の順でいえば、
明王は3番目の位にあたる。
むろん、位などないが、さておき。
岩に刻まれた明王像は
昔、行者を見守ってきたという。
いまでは、水のよどみで行をつむ者もないが、
たまの道行く人を守ってくれているのかも知れない。
お薦めコメント
太山寺とともに散策ください。
お薦め度指数
太山寺と同時に行き田舎道のさんぽ好きなら 75点
磨崖仏だけを目当てにいくなら 50点
交通アクセス・入場料・定休日など
アクセスマップ(マップ右上をクリックでフルスクリーン)